自作レコードプレーヤーのモーター交換

前回紹介したKP-F7のモーターを自作レコードプレーヤーへ移植しました。

移植する前の状態はこちら。
モーターはOTTOのTP-Q7から外したもの。
プラッターはヤマハのP-650から外したもの。
アームはビクターのJL-B31から外したもの。
筐体の木枠とダストカバーはソニーのPS-2350のもの。

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中はスカスカ。
モーターに回転制御基板がついているので電源をつなげば動きます。
電源トランスと電源基板もOTTOのTP-Q7のものです。
このモーターは軸受の下部が樹脂なので少し不満でした。

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これはこれで気に入っていました。

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一昨年12月末に書いたとおり、これにKP-F7のモーターを移植。
プラッターもKP-F7のものです。
アームベースとスイッチのアルミ板は黒色に塗装しました。

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電源はモーター駆動系と制御系の2系統必要なので、
前に買ってあった安定化電源(3端子レギュレータ)基板を使用。
電源トランスはKIKUTANIのDJ-2500SQから外したものです。
電源基板はどのレコードプレーヤーから外したのか忘れました。
電源スイッチの線は100V耐圧ではないと思うけれどまあいいかw。
安定化電源駆動なので回転も安定したのでは?

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モーターを比較してみると方式は違うが似たような規模。
多分同じメーカー製のモーターです。

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モーターを取付けるネジの数と位置が異なるので筐体の穴を開けなおし。

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ばらしたレコードプレーヤーの部品を組み合わせて再構築。
若い頃には想像すらできなかったことです。
年寄りオヤジの気まま趣味には良い時代ですw。

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レコードプレーヤー探訪 KP-F7

モーターが見たくて入手しました。
トリオのKP-F7。
ヤフオクで1000円落札。

アンプKA-900、チューナーKA-800、スピーカーLS-100などと
組み合わせたシスコンのレコードプレーヤー。
単品販売もしています。

私の記憶では、この頃のトリオは凄く勢いがあり人気もありました。
KA-800とLS-100はかなりお気に入りでした。
ちなみに当時私が買ったアンプはその下のKA-7Xです。
安いけれどオーディオ評論家の評判が良かったんでw。

外観はそこそこのジャンク品。

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このデザイン、
トリオの最高峰レコードプレーヤーL-07Dをどことなく匂わせています。
フルオート機としては当時トリオで最も高かったので力が入っています。

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トーンアームは当時人気だったローマスストレートアーム。
複合構造で高剛性とうたっています。
アームベースはなくそれらしき形状の筐体一体型。
筐体は樹脂系レジン材で重くて硬いので剛性はあります。

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オルトフォンのOEMカートリッジF15O MkⅡが付属。
「150」ではなく「15O」(末尾はOEMの「O」)。

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プラッターは慣性質量が330kg・cm2と大きくトリオらしいです。
慣性とクォーツのダブルロック。
ただあまり重くなると軸受が大変なので外周の厚い部分は中空。

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筐体がレジン材なのが分かります。
サイドのウッド調の部分はプラスチックに木目印刷。
この辺りは中級機なりと言えそうです。

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底板は薄めですが、筐体がしっかりしていて、
脚は筐体にねじ止めされているので全体の剛性には影響なでしょう。
トーンアームの下部だけプレス鉄板なのは、
トーンアームメカが出っ張っているからです。
シールド効果もあるのでしょう。

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コンピューター制御フルオート機なので、基板がたくさんあります。

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トーンアーム駆動は専用モーターで行い、アーム上下はソレノイド駆動。
非接触式エンド検出で、メカはそれほど複雑ではありません。

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トーンアーム制御基板。
左中央辺りのICがトリオ独自開発のマイクロプロセッサー。
ICにはテキサスインストルメント(TI)のロゴがあるので、
設計はトリオ、製造はTIなのでしょう。
I/Oがトランジスタで構成されているのは時代を感じさせます。

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モーター制御と電源周りの基板はこんな感じ。

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モーターはコアレススロットレスの扁平モーター。
後程詳しく説明します。

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回転制御基板は適度にIC化されています。

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電源は+21V、-21V、+20V、+15Vの4電源になっています。
モーター駆動±21Vは簡易安定化されておらず、
簡易安定化された+15Vはトーンアーム制御系の電源。

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電源トランスはゴムで浮かして取付けています。
リモコンを接続できるDIN端子が付いています。

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電源スイッチはプッシュスイッチですがメカとして使用。
電源の入り切りはマイクロスイッチになっています。
AC100V耐圧で電流を多く流せる小型プッシュスイッチがなかったのか。
マイコン系統の電流がそれなりに多くなっていますので。

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クォーツロック時に点灯するランプが電球というのも時代を感じさせます。

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筐体は硬くしっかりしています。
トーンアーム支点とターンテーブル支点をリブで一体化と言っていますが、
大したリブではありません。これではギミックレベル。

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例によってモーター制御系統のみ外しました。
これらでレコードプレーヤーを再構築します。

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いつものお遊び。モーターは問題なく回ります。

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モーターの軸受部分はBSBM材で周りを包んで強化。
コイルが厚いのでトルクはそれなりに大きいと思います。

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コイルが偏った配置になっています。

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写真上方の丸い部分がFGなのですがこの形状は見覚えがあります。
以前紹介したオンキョーやサンスイの20極30スロットモーターと同じです。
このモーターはそれらと同じメーカーのものと考えられます。

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プラッターの裏側を見るとこれもどこかで見覚えがあります。

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トリオのKP-F605 MkⅡと同じ型番です。共用品ですね。
こちらは回転数調整用のストロボパターンがあります。

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ストロボパターンのところを良く見ると。
KP-F7は丸い突起。

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KP-F605 MkⅡの方は、黒色塗料を吹いた後で、
突起の頭をスライスして反射面を形成。
ストロボ加工の仕方が分かって面白いですよね。

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KP-F7は当時の流行りと技術を取り入れて上手くまとめていると思います。
まあ私の趣味には合わないので、これを使いたいとは思いませんが。

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レコードプレーヤー探訪 AUP-8000

久しぶりのこのネタ。珍品紹介です。
新日本電気NECのAUP-8000。
昔はNECもオーディオ製品を作っていました。
オーディオブランド名はDianGo。
こういう珍品が好きですw。

以前兄弟機AUP-7000を紹介しました。

http://ikki-ikki.cocolog-nifty.com/blog/2024/04/post-b9dac0.html

ネット上で紹介されていないから興味が湧いたのですが、
使えそうなカートリッジが付いていたので、
レコードプレーヤーがゴミだったとしても元が取れます。
ヤフオクで1円落札。送料のみで買えたことになります。

それほど汚れはありませんでした。

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木目調でないとヤフオクでは人気がありません。
グレーは落ち着いた色調で私は良いと思います。

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これが使えそうなというか。
問題なく使えたカートリッジ。
オーディオテクニカのAT10dの元なのか廉価版なのか。
針とカンチレバーが無傷なのは針カバーがあったからでしょう。

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モーターの方も問題なく回転しました。
弟機AUP-7000との違いはサイズ違いでした。
こちらは一回り大きい 490mm×410mm。

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これは見覚えがあるようなモーターですよ。

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ACサーボモーターなのでプラッターは軽く、
外周を厚くして慣性質量をかせぐこともしていません。
内周のでっぱりはベルトドライブのベルトをかけるところ。
ベルトドライブと共用のプラッターなのです。
AUP-7000(ダイレクトドライブ)のプラッターとも共用。

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トーンアームベースはプラスチック。
廉価系のトーンアームです。
アームベース周りはAUP-7000と類似。
ただしキャビネットが大きい分トーンアームは長くなっています。

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脚は底板に直付けで、高さ調整機構なし。

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底板は安っぽい材質で薄め。

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電源トランスレスのACサーボモーター。
マニュアル機なので中身スカスカ。

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モーター周辺の配線。AC100Vが直接配線されています。

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このモーターは他に何度も紹介しているFUJIYA ELECT製。
外形からするとLUXMAN のPD282と類似のものです。

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回転制御基板。AUP-7000と同じ型式の基板です。

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トーンアーム下の配線周りのシールドはスカスカ。

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掃除をしたらすっかりきれいになりました。
ゴムシートは汚れがとれなかったので、
オーレックスのものを載せてあります。

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問題なく使えます。普通に聴くには十分な性能です。
こういうシックなデザイン、私は好きです。

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モーター乗せ替えのベースにしようと思ったけれど、
私のオーディオラックに載せるには奥行が長く、
このまま誰かに使ってもらった方が良いと思いハードオフへ。
カートリッジとヘッドシェルはなしで、
そこそこの値がついたので儲かりましたw!

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トランジスタのフォノイコライザー製作へ

真空管を交換したフォノイコライザはエージングにより音が整い、
すっかりイイ感じで鳴っています。
このフォノイコは気に入っていまして、これで満足なのですが・・・。

前の記事でトランジスタのフォノイコを作りたい気分と書きました。
本当はぺるけさん設計のフォノイコが良いのですけれど、
ユニバーサルのプリント基板で製作するのがめんどうなのです。

ということでいきなりAliExpressですw。
有名製品のコピーを「クローン」と言って堂々と売っているのが中華w。
最近はAIで日本語訳したサイトなので違和感なく(多少あるか)
買い物できると思います。
何といっても安いのが魅力。
「安かろう悪かろう」が心配ですがそこはある程度割り切ればO.K.。

今回購入したのはプリント基板と部品がキットになっているもの。
フォノイコライザーのキットはたくさんあります。
最初に目を付けたのはNAIMのコピー回路のものだったのですが、
McIntosh C24のコピー回路のものに”ビビッ!”ときました。
Mofi-mcintosh C24コア回路という製品です。
基板にはmacintosh C24と印刷されていますw。

C24はMcIntosh初のトランジスタプリアンプらしいです。
回路は真空管をトランジスタに置き換えたようなもので、
トランジスタ3個で構成されています。
高級複雑な回路とは正反対でそこが気に入りました。
試しに買って、意外とまともな音が出たりすれば面白いでしょ。

千円台で買えます。
ものが滞りなく届くか心配もありましたが意外と早く届きました。

部品数が少ないのも良いです。
販売サイトには回路図もなく、
プリント基板にシルク印刷された型式や数値に従って部品を実装します。
サイトに書いてありますが、ある程度知識がないと作れません。
回路図はネットでC24のサービスマニュアルが入手できます。

とりあえず部品を実装しましたのでの報告になります。
この程度のものなのに実装を間違えて2度ほどはんだ付けしなおしましたw。
写真のとおり安っぽさはないです。
高級部品ではありませんが私が見る限り部品はまともです。

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この基板だけでは音がでないので、
これから電源トランスなど部品を集めてフォノイコにします。

注意点として電源電圧が特殊なので、
電源トランスの入手が面倒になります。
まあ通販で何とか見つかりました。

完成したら報告します。
音がどうにもならなかったら、NAIMの基板を入手しようと思います。
ケースを作ってしまえば、基板と電源トランスだけ交換して、
簡単に組み替えられます。

それでは今後の報告をお楽しみに!

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アンプTA-3650が壊れました。などなど。

愛用中のアンプTA-3650(メインアンプ部のみ使用)が壊れました。
鳴らしている最中に突然 ”ポッ” と音がして電源が切れたのです。
開けて中を見ると・・・、電源フューズが溶けていました。

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古いアンプで部品交換もしていなかったので壊れるのは仕方ないところ。
ザっと見た感じでは他に焦げたような部品はありませんでした。
音が気に入っていたので修理も考えましたが、
壊れた部品を探し出して交換するのが面倒なので廃棄しました。

最近電源を入れた後、音量が小さく感じるときがあったので、
出力リレーの接点不良かと考え、リレーを交換しようと思っていました。
こうなってみると、
出力トランジスタのバイアス電流が異常だったのかもしれません。
それで何かの部品に負担がかかり壊れたとか?

ハードオフで¥2,200で買い、
部品交換もせず(手持ちの電源コンデンサは追加しました)、
3年弱楽しんだので十分元は取れました。

後任は以前軽くメンテしてしばらく使った後保管していた
オンキョーのIntegra A-7です。
こちらの方が音がタイトでHiFi感はあるけれど面白みに欠ける感じ。
出力トランジスタはONセミコンダクタの最近のものに交換しています。

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さて、更に後日談。

アンプを交換したのですが、やはり何か音量が足りない感じです。
こちらのアンプのゲインが少し低いせいかとも思いましたが・・・。
それでかなり久しぶりにCDを聴いてみると、そんな感じはないのです。

で、ひょっとしてこれは自作フォノイコライザーの調子が悪いのかと思い、
モノラル録音のレコードをよく聴いてみると、
右チャンネルの音量が少し小さく中音の張りがないのです。
これが音量感不足の原因だったようです。

真空管の寿命かもしれないと思いました。
だってテレフンケンのECC83をこのフォノイコで13年使用していますから。
この真空管、元は中古入手したラックスマンのCL-32に付いていたものです。
通算で一体何十年間使用したのか。

下の写真は一時期所有して使っていたCL-32。
プリント基板の全はんだ付けをやり直し、
フィルムコンデンサと電解コンデンサ(電源ブロックコンデンサ以外)を交換。

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噂で聞いたことがあります。
テレフンケンの真空管の凄さは音云々ではなくその長寿命なのだと。
納得させられるものがあります。

そこでだいぶ前に買って予備として保管していた真空管に交換しました。
ロゴマークはありませんがNEC製としてバラで売られていた12AX7Aです。
交換後は左右チャンネルの音が同じ音量と質で出るようになりました。

1本寿命を迎えたテレフンケンのECC83(ダイヤマーク有)。

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交換したNECの12AX7A(バラで安く売られていたもの)。

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私の耳では特に音の違いを感じません。問題なし!
エージング不足は何となく感じます。

テレフンケンECC83、長い間ご苦労さまでした!!

十数年前に記事にした自作フォノイコはぺるけさん回路設計のものです。

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トランジスタのフォノイコを作りたい気分はかなり前からありますが、
なかなかその気になりません。

余談ですが、
最近真空管(現行輸入品)がメチャクチャ高くなっていてビックリ!
数年前の倍に値上がりしています。
円安、物価高を痛感する出来事です。

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明けましておめでとうございます!

新年明けましておめでとうございます。

本年もよろしくお願い致します。

本日の富士山です。

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今日は曇りがちでしたが、雲がなくなった時に撮りました。

良い年になることを願いつつ。

ゆっくり過ごしています。

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良いお年を!

更新が少ないこと、お許しください。

細々と続けています。

今年、ブログを見てくださった皆様。

どうもありがとうございました。

来年もよろしくお願い致します!

ところで、チューナーを交換しました。
パルスカウント検波の音が聴きたいのと、
そのデザインが気に入っていたからです。
トリオのKT-900です。

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どこぞのホームページで褒めていたのも入手理由のひとつ。
ヤフオクで¥1,100落札。
周波数ずれがありますが問題なく受信します。
周波数ずれはこの機お決まりのトリマコンデンサーの容量抜けでしょう。

NHK FMを聴いています。

お気に入りの番組は

「ジャズ・トゥナイト」
 最初に聴いた時、若そうな声の人だがジャズのことを良くしっているなぁ。
 と思ったら、大友良英さんでした。
 なるほど古いところから新しいところまで、
 トラディショナルからアバンギャルドまで、
 解説も分かりやすく的を射ていて「さすがー」のひとことです。

「望海風斗のサウンドイマジン」
 優しい語り口に癒やされています。
 望海風斗さんをネットで検索して、惚れましたw。

「名演奏ライブラリー」
 日曜日の朝(ほぼ毎週)、洗濯機で洗濯している間など、
 B.G.M.として流しています。
 たまにクラシックを聴くのは良いものです。

良いお年を!

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