さて、昨日の記事で
「練習すれば上手くなる」 から
「上手くなるには練習する」 への
逆転の発想が必要になってくる。
これは実は発想的には真逆だ。
ということを述べました。
今回はこれを掘り下げて解説したいと思います。
これは、言葉を単純にひっくり返しただけに見えますが、
その実、ある点から見ると真逆になるんですね!!
そのある点とは、何かと言うと
時間軸、タイムラインです。
初めの
「練習すれば上手くなる」という発想は
視点は今(現在)から未来に向かって
見ている発想なんです。
今立っている場所から、未来(前)へ向かって
見ている感じですね!!
まぁ普通に考えれば、
これの方が一般的とも言えます。
しかし、
「上手くなるには練習する」
だと、
視点は未来から今(現在)に向かって
見ている発想なんです。
今立っている場所は未来で、
現在(前)を見ている感じ。
そう真逆なんです(笑)
この発想の切り替えが実は
ものすごく重要だったりするんです!!
それはなぜか…!?
今から未来目線というのは
実は、目の前のことしか見えなくなる
危険性があるんですね!!
それが何の為なのか、
よくわからないまま走っている状態に
なりがちなんです。
だから
「マジメに練習しても上手くならない」
ってなことが起こります。
実はまったく的外れなことをしている
可能性もあるんですね!!
例えば、
野球でも、
せっかく打ったとしても、いきなり3塁に走ったら
アウトになってしまいますよね!?
本来なら1塁に走らなければならないのに…
本人は
「一生懸命走ったのに!!」
毎日毎日打つトレーニングと、走るトレーニングを
いっぱいやったのに!!
って思うかもしれませんが………
周りは、おいおい…そりゃしょうがないでしょう…
って思いますよね。
まずは、ルールを覚えようよ…
ってなります。
まぁ野球だとルールがしっかりあり、
ある程度皆がルールを把握していますから、
こんなことはめったに起こらないでしょうが、
楽器の習得をはじめ、曖昧なルールのなかであると
よくこれと同じようなことが起こってしまいます。
目先しか見えていない状態だと、
せっかく有効なトレーニングも
無駄になってしまう可能性があるんですね。
そこで、必要なのが
タイムラインを逆さに見る発想なんです。
まずは自分が何を目的としているか
はっきりとさせます。
ギターの場合ついつい
漠然と上手くなりたいっていう発想になりがちですが、
それだと、タイムラインをひっくり返してみることが
困難になってしまうので、
より具体的に想像する方が楽です。
例えば、
憧れのあのギタリストみたいなプレイがしたい!!
でもいいですし、
もっと細分化して
スウィープが上手くなりたいでも、
タッピングが上手くなりたいでも、
カッティングが上手くなりたいでも
良いと思います。
とりあえず、一つ決めたら、
そこに辿り着いている自分を想像します。
例えばスウィ―プをバリバリ弾きこなしている
自分を想像する訳です。
で、ここからが大切です!!!!
そのスウィ―プをバリバリ弾きこなしている
自分はどういう練習をして
そこまで辿り着いたかを想像するんです!!
そう、できている自分がどういう道を
通ってきたかを想像するんですね!!
想像できる材料が無かったら色々調べてみるんです。
そうすると、目の前の練習にただ励むより、
有効な練習方法がみつかり、
上達するのが早くなるんですね!!
これは、どうしてそうなるかというと
脳は見たいものしか見えない
知ってるものしか見えない、
意識したものしか見えないという
特性があるんですね。
実は脳というのは、全力で働くと
あっという間に餓死してしまうほどの
カロリーを消費してしまうので、
ちょいちょいサボるらしいのですよ(笑)
だから、できるだけ楽をするために、
色々な情報をシャットアウトするらしいのです。
例えば
今何時ですか!?
って聞かれて時計を見るじゃないですか!?
○時○分です。
じゃー今見た時計の絵を描いてください。
って言われると、
大半の人は描けないそうです。
どんな文字盤だったか、針だったか、
色だったか…
よく憶えていない…
そう、まったく意識してなかったから…
見ていたはずなのに…
このように、意識していないとすり抜けて
行っちゃうんですね!!
ただし、意識していた、時間は見えていた訳ですよ。
ですから、
タイムラインを逆に観る発想が必要になるんですよ!!
必要な物を意識できるように!!
練習すれば上手くなる発想だと、
練習すること自体に意識が向いちゃうんです。
そして練習以外のものは見えていない状態…
何の為にこの練習があるのかという
発想が抜け落ちてしまうんです。
もちろん、それがたまたま有効な練習の場合もあるでしょうが、
全然的外れのこともあったりして…
積み上げていったものが、
途中で無意味だとわかると一気にやる気が無くなってしまいます。
しかし、
タイムラインを逆に見ると、
やり方は一つではないこと、辿り着くルートが
いくつもあることが見えてきます。
それにどう積み上げれば有効かということも
見えてきます。
例えば、
レンガを積み上げる時、
階段を作って2階まで上がれるように積みあげるのと
目の前の川を渡る橋を作る為に積みあげるのでは、
積み方が変わってきますよね!?
先の例で言うと
何もわからず二階まで積み上げたのに、
実は橋を作らなければならなかった…
ってわかったら…
最悪ですね…。
ですから、初めに出来上がった状態を
想像しておくことが大切な訳です!!
そうすると、レンガの積み方も色々な方法があるな〜!!
とか考えられるじゃないですか。
ここは縦に積んだ方が良さそうだとか、
ここは強度を考えて空洞なく埋めようとか…。
完成系から逆算しながら作りあげることが
できる訳です。
このように、未来から今を見る発想ができると
ギターの練習も、
これにはこの練習が有効なのではないか!?
この練習をしていけばあそこにつながる!!
みたいな計算をして進めることができるように
なるんですね!!
しかも、失敗しても、他にも色々なルートが
あることを知っているから、
今度はこっちのルートを通ってみよう等と
柔軟な発想になりやすく、
挫折しにくくなるんです!!
てなことで、
「練習すれば上手くなる」 で
迷宮にはまり込んでしまった方は
「上手くなるには練習する」 への
発想へ逆転させることをおススメしますよ!!(笑)
ギター道場 ORANGE http://www.gdorange.com/
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